あおの世界は紫で満ちている

自分の趣味にどっぷり沈み込んだ大学生のブログです。歌舞伎と宝塚も好き。主に観劇レポートなど。

2024年三月大歌舞伎の感想

はじめに さすがに関東に行きすぎてる。散財どころの騒ぎでは無い、今まで笑いながら見てきた「遊郭でお金を溶かして後悔する若旦那」に匹敵するのでは?と思うほど、今月はお金を使っている。まずい。しかし後悔はない。頑張れ来月の自分。 まあ「後悔はな…

混沌ハムレットの感想

はじめに 基本情報 感想 全体を通して Aチーム Bチーム まとめ おわりに はじめに 私は普段、小劇場に行くことや地方劇団を見ることはあまりない。「普段」というのは相対的な話で、月イチペースで観劇遠征をする私にとって、3ヶ月に1度あるかないかの小さな…

下書き供養2022年の遺物編②

2022年10月9日 宝塚大劇場 雪組公演 蒼穹の昴 ソワレ はじめに ムラはやっぱり、特別な場所だ。 2015年12月某日、雪組の『哀しみのコルドバ』を初観劇して以来、緩やかな在宅オタとなった私はこの度、ヅカオタ研8にして初めてムラに足を踏み入れた。 「ムラ…

下書き供養2022年の遺物編①

下書きに眠っていたけど、これもう続き書けないや…ってなってしまったレポを放出します…ごめんなさい… みんな我が子ーAll My Sonsー観劇レポート 『みんな我が”息子”』 2022年6月7日(火)ソワレ:18時開演 2022年6月7日(火)ソワレ:18時開演 私は期待を胸…

『サカシマ』つまり道理に合わないこと、背くこと、あえて外れること

はじめに このブログを読んでいる人の中には、リアルの私を知っている人も多い。だからあえて公言するが、私は大学で演劇部に所属している。まあ、こんなにも観劇に勤しんでいる様子を眺めている読者様方なら、そう驚くことでは無いかもしれない。 さて、今…

2023年六月大歌舞伎 (後編)

はじめに さて、大本命の夜の部『義経千本桜』の木の実、小金吾討死、すし屋、そして川連法眼館。演目発表された時、飛び上がらんばかりに喜んだ仁左さまのいがみの権太だ。 私は片岡仁左衛門を観るために東京と関西を反復横跳びしていると言っても過言では…

2023年六月大歌舞伎 (前編)

はじめに 今年の六月大歌舞伎が開幕するまでに、色々あった。それはもう、色々あった。 まず4月。演目が発表されてからわずか約2週間後、市川左團次丈が急逝された。菊五郎さんと予定されていた夕顔棚は幻となり、私はしばらく涙にくれた。 そして5月。詳し…

『最後まで行く』本家との比較をしてみたよ!

はじめに 基本情報 本家・韓国版『最後まで行く』 韓国版のあらすじ 文化の違い 結局どうなん? 最後に はじめに 私は「リメイク作品」というものを好んでみることがない。基本的に本家が至高であると思っているし、とりわけ海外から輸入したリメイク作品に…

推しは推せる時に推せ

『推しは推せる時に推せ』 なにかのオタクをしている人なら、1回は聞いたことのある言葉だと思う。これはきっと、何かを推す上で欠かせない重要な要素だ。 誰だって、趣味で後悔したくない。 芸能界を震撼させるニュースが走る時、誰かが必ず呟く言葉がある…

2023年現場初め

明けまして(2ヶ月が経過し、もはや3月ですが)おめでとうございます! 今年も元気にオタクをしていく所存でございますので、本年もよろしくお願い致します。 さて…… 2023年は、4日から授業に追われ、部活の合間を縫って泣きながら課題を片付け、徹夜で勉…

『あくてえ』読書感想文

『あくてえ』(河出書房新社)作:山下紘加 あくてえ [ 山下 紘加 ]価格: 1650 円楽天で詳細を見る はじめに 私は、作られた世界が好きだ。 ということは、このブログを何度か読んでくださっている方にはほんのりと伝わっているかもしれない。「作られた世界…

『凍える』の感想

2022年11月12日13時開演 穂の国とよはし芸術劇場プラッド 芯から凍えた。文字通り、震えるくらい鳥肌が立った。下手から重そうなスーツケースを引きずりながらヒステリックさ満点のアニータが登場した開幕から、光と闇とをこれでもかと見せつけられた終幕ま…

バイ・バイ・バーディー 2回目の衝撃

2022年11月5日『バイ・バイ・バーディー』17時30分開演 初見直後の感想はこちらからどうぞ aoino-sabu.hatenablog.com で…ですね……いやぁ………正直めちゃくちゃびっくりしました………だって格段に上手になっていたんだもの!!! 「わぁこのジェンヌさんまた歌が…

バイ・バイ・バーディー 初見感想

2022年10月22日 『バイ・バイ・バーディー』 KAAT神奈川芸術劇場17時30分開演 バイ・バイ・バーディー(スペシャル・プライス) [DVD] ボビー・ライデル Amazon 私はミュージカルが好きだ。舞台が好きだ。小さい頃からお母さんに連れ回され、おばあちゃんに手…

シャイロックの子供たち(小説) 感想

『シャイロックの子供たち』 作・池井戸潤 新潮文庫 2008年11月10日 シャイロックの子供たち (文春文庫) [ 池井戸 潤 ]価格: 770 円楽天で詳細を見る 10月9日から井ノ原快彦さん主演のWOWOWドラマ『シャイロックの子供たち』が放送される。松竹での映画か…

松竹座 七月大歌舞伎の感想

(以下敬称略) 2022年7月15日16時30分開演 前置き 『堀川波の鼓』 『祇園恋づくし』 前置き この公演のチケットを取って正解どうか、自分の中で葛藤があった。 『第30回 関西・歌舞伎を愛する会 七月大歌舞伎』 贔屓がたくさん出る。演目も悪くない。何よりも…

新橋演舞場 陰陽師-生成り姫- 感想

2022年3月9日ソワレ チケットをもぎり場内に入る。 パンフレットを購入し、半券を片手に席を探す。上手の桟敷席に近い8列目39席。初めての1桁列に胸が高鳴る。 荷物を置き、席に座る。 高鳴る鼓動を抑えつつ羽織を脱ぎ、双眼鏡を用意してパンフレットに目を…

MURDER for Two マーダー・フォー・トゥー感想

2022年1月26日(水) 18時30分〜 grooveコン以来の現場、そしてエンカ。Oslo以来の舞台。前日から胸が高鳴っていた。 柄にもなく丁寧にネイルをし、精一杯の一張羅を身につけ、なれない化粧を施して向かった森ノ宮ピロティホールはなんだかとても輝いて見えた…

Osloの感想

大遅刻どころの騒ぎじゃないですが…備忘録として書き留めておいた観劇の感想をブログに流します。 まずは、私的初現場である2021年3月20日『Oslo』の感想から。 2021年3月20日 開演前から足が震えていた。幕の向こうに坂本くんがいる。そう考えただけでドキ…

二月大歌舞伎第二部の感想

2022年2月24日二月大歌舞伎 第二部 歌舞伎座。 TheGINZA歌舞伎座。 夢にまで見た本物の歌舞伎座。入場前から胸が高鳴った。 チケットを握りしめ、入場。筋書きを購入し、あらすじを予習する。 舞踊は事前にあらすじを理解しておかなければ物語を追いづらい。…

RIDE ON TIME#1 Coming Century

V6

『次回のRIDE ON TIME はV6の特集』 その一報が入ったとき、Twitterが沸いた。 一瞬でトレンド入り。「待ってました!」の声。何事かと思った。 恥ずかしながら、私はこのRIDE ON TIME(以下ROTと表記)というドキュメンタリー番組を知らなかった。聞けば、…

#箱がでかい

V6

今回のブログは2021年2月某日、私の身に起こった人生最大級の幸福な出来事について書いていこうと思う。 令和3年(2021)2月16日。多分、この日は一生忘れられない。この先V6のライブDVDが発売されるたびに思い出すだろう。『For the 25th anniversary』のDV…